【速報】Amazon Q DeveloperをSageMaker Canvasに統合 - MLモデル構築を自然言語で支援

【速報】Amazon Q DeveloperをSageMaker Canvasに統合 - MLモデル構築を自然言語で支援

Clock Icon2024.12.05

こんにちは、せーのです。
現地時間2024年12月3日、ラスベガスで開催中のAWS re:Invent 2024、AI/ML関連のキーノートに参加中です。
ここでAmazon Q DeveloperがSagemaker Canvasに統合された、というニュースをお知らせします。

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Amazon Q Developerとは

MLの専門知識がないビジネスアナリストやデータアナリストでも、自然言語でのやり取りを通じて本番品質のMLモデルを構築できるAIアシスタントです。ビジネス課題をステップバイステップで分解し、最適なMLソリューションを提案します。
簡単に言うと「コードを書いてくれるAI」です。

Sagemaker Canvasとは

コーディング不要でMLモデルを構築・実行できるビジュアルインターフェースを提供するサービスです。ドラッグ&ドロップでデータの前処理からモデルのトレーニング、デプロイまでを実行可能です。
簡単に言うと「コードを書かなくても機械学習ができるサービス」です。

統合されるとどうなる?

Canvas上からQ Developerが使えるようになります。つまり、Canvasは自分でデータセットを用意して簡単な設定を行い、実行ボタンを押して数時間待ちますが、Canvas上にあるQ Developersに向かってビジネス要件を言えば、後はQ Developerが解釈してSagemeker Canvasを操作してくれる、というわけです。

新機能のポイント

  • 自然言語での対話型ML開発
  • データ品質の自動最適化
  • モデル構築プロセスの完全な可視化
  • MLエキスパートへの依存度低減

主要機能

  • ビジネス課題からMLワークフローへの自動変換
  • データの異常値検出・除去
  • 複数モデルの自動構築と最適モデルの推奨
  • 詳細な性能指標とモデル説明性の提供

技術的なメリット

  • データ品質の自動チェックと修正
  • 高度なデータ準備機能とAutoML機能の提供
  • コードと技術アーティファクトの自動生成
  • クロスファンクショナルなチームでのレビュー・検証が可能

提供リージョン・料金

  • 現在プレビュー版として提供開始
  • Amazon Q Developer Pro TierとFree Tierユーザーは追加料金なし
  • SageMaker Canvasの標準料金は別途発生

さいごに

この統合により、MLの専門家でなくてもビジネス価値の高いMLモデルを迅速に構築できるようになります。組織全体でのML活用促進が期待されます。

参考リンク

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